腰椎分離症・すべり症は、骨や筋肉がしっかり出来上がっていない10~14歳の子どもに多く見られる障害です。
腰椎分離症は、成長期の運動による機械的刺激が腰椎に繰り返し加わることにより疲労骨折が起こっている状態で、この分離症の状態が長く続くと、椎体がカラダの前面に滑る腰椎すべり症に進行していきます。
腰椎分離症は一般の人では1割未満の発生ですが、スポーツ選手では3割以上もの方にあらわれます。
腰痛で病院のレントゲン検査をした際に腰椎分離症が見つかると「分離症が原因の腰痛」と診断されます。しかし、その腰痛の原因は腰椎分離症ではない場合が多くあります。
腰椎が分離している状態(疲労骨折)であれば、骨折している状態なので安静時も痛いはずですし、腰椎分離症が原因の腰痛であれば背骨の真ん中がピンポイントで痛くなるはずです。
しかし、腰椎分離症と診断された方の多くは、腰の右側が痛くなったり、腰を反ると痛みがひどくなり、「腰痛が無い」のに腰椎分離症と診断を受ける方もおられます。
これはなぜかというと、腰椎分離症・すべり症と診断された方の腰痛の原因の多くは、筋肉(多裂筋)にあるからです。 この多裂筋とは、背骨の左右に付いており、背骨を安定させたり、腰を反る時に働く筋肉です。腰椎分離症・すべり症が起こると、腰椎が前方に滑らないよう、この多裂筋が過度に働いて負担がかかり続けるので、腰が痛くなります。
これが、腰椎分離症・すべり症による腰の痛みの本当の原因です。
この痛みを放っておくと、多裂筋だけでなくお尻の筋肉にも過負荷がかかり次第に足の痺れの原因になります。
アクア整骨院グループでは、まずしっかりとした検査や問診から、腰椎分離症・すべり症の痛みの原因となっているトリガーポイント(筋肉のシコリ)を見極めて施術します。
また、カラダの根幹となる背骨や骨盤を調整することによって、骨格の歪みを整え、姿勢・バランスを正常な状態にし、多裂筋への負担を軽減させます。
その後で、ストレッチや運動指導を行うことで、再発しないカラダを作ります。 腰椎分離症・すべり症による腰痛でお困りの方は、アクア整骨院グループへお電話ください!
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